三重県南伊勢町の漁村・阿曽浦で、真鯛養殖や加工などを行っている友栄水産様からのご依頼でした。
鯛の通信販売も手掛けており、郵送で送るときに同梱するリーフレットです。
独特な風合いの特殊な和紙を使い、特色で刷りました。
今までの真鯛の郵送の場合、鯛一匹とパンフレットが入っていたのですが、それでは味気ないとご相談がありました。そこでコンセプトは遊び心にしました。
鯛の通信販売は、記念日やお祝いで使われることが多く、表面は恵比寿様のイラストとともに「おめでたい」の文字を、裏面は「たいのたい」の文字とイラストを入れました。
たいのたいとは、鯛の胸びれとえらの間付近にある骨の一部で、鯛の姿に似ていることから、江戸時代から「めでたい鯛のなかでも、めでたい形」とされる縁起物です。
紙面には小さくキャプションも添え、購入した方が縁起物である鯛をより愉しんでいただけるようなデザインと印刷の仕上がりにもこだわりました。
制作
2020年11月
デザイン
村山祐介(寿印刷工業/OTONAMIE代表)
印刷
寿印刷工業(オフセット印刷機)