地域の記憶を編集するWEBメディア「totutotu」のプロモーション映像です。三重県で介護福祉事業を展開するライフ・テクノサービス様(totutotu運営会社)のご依頼でした。
totutotuのPVは毎年1本、地域を絞って撮影しています。テーマはその地に暮らし、地元をよく知る方々や伝統や文化に携わる方々を取材することで地域の魅力を新しい世代に伝えることです。またWEBメディアtotutotuの世界観は映像でも大切に表現しています。
初年度は鈴鹿市、松阪市、津市でした。
鈴鹿は国指定重要文化財に指定されている伊勢型紙の職人さん。突きながら彫るときに出る音で臨場感を、独特な方言やイントネーションも味わいと捉えて編集しました。伊勢型紙の細やかな紋様はあえてジンバルを使わないことで、若干のブレが波打つ紋様を強調しています。
松阪は松阪出身で地元の方々に今も愛される国学者・本居宣長の記念館館長さん。貴重な資料の撮影や、宣長や松阪の知識が豊富な館長さんならではのお話を編集しました。
津は高田本山の名で親しまれる真宗高田派本山・専修寺がある寺内町で暮らしている、写真館の元女将さんです。高田本山がある暮らしを子育て時代などのエピソードとともに語っていただきました。
全ての撮影地でドローンを使うことで、俯瞰的にそれぞれのまちの特徴がわかるように工夫しました。
公開
2023年9月
ディレクション
村山祐介(寿印刷工業/OTONAMIE代表)
撮影・編集
加藤雅之(映像クリエイター/フォトグラファー/フリーランス)
totutotu(hibimie/2023年9月スタート)