2019年3月号
「第11回職業人講話」
2019年2月6日・津西橋内中学校
平成31年2月6日(水)、冷たい小雨が降る中、津市立西橋内中学校1年生に向けて、恒例の職業人講話が開催された。講師を務めていただいたのは、福島鉄男会長、L山尾陽彦、L安藤孔一、L橋爪俊裕、L小倉顕、L山本信基の6名とL池田慎弥、L堀川隆市もサポートに駆けつけてくれた。校長室で校長先生や担当教諭と話をしていたところ、福島会長が軽トラックに大きなタンクを載せ到着。なんとタンクの中には生きたアマゴが十数尾元気に泳いでいた。奥様も手伝っていただきL池田が手際よく、網でアマゴを別の寸胴鍋に移し替え、それをL堀川と3階の教室まで運ぶという大作業からスタートした。
6人の講師はそれぞれの教室に分かれ、ご自分の職業について子供たちに熱く語られた。駆け足で教室を回ったので、大事な部分が欠落していることをご容赦いただき授業内容を紹介する。
福島会長は写真入りの資料でアマゴの生態や養殖について情熱的に話されており、学生の時にこんな理科や生物の先生がいたなと懐かしく拝聴した。後半に部屋を覗いた時には、水や川の大切さやきれいな川にするための森林の重要性を説明され、津ライオンズクラブの植樹祭参加の呼びかけもされた。子供たちはアマゴの塩焼きを美味しそうに頬張っていた。
L山尾は冒頭、初対面の人と会う時の社会人としての礼儀である名刺を生徒全員に配り、会社の屋号の成り立ちを含め、自己紹介された。前半モニター画面の調子が悪く、お話を聞かず他の教室に移動したが、後半訪れたときは20歳でテント業界に入り34歳で独立したが、当初は勤めていた会社からのいじめを相当受けた。「なにくそ」の精神で乗り切ってきたが、今となっては成長する糧になり、感謝していると話され、社会に出ても諦めない気持ちを持ってほしいと子供たちに語られた。
L安藤は税理士の業務について黒板を使い、教師のように説明をされた。子供たちには会計の話を八百屋さんや魚屋さんの例を出して、売上、仕入、経費、利益をわかりやすく説明された。利益には税金がかかる。税理士は税金を正しく計算する仕事であるが、そのために利益を正しく計算しなければならないことを伝え、税金の役割は社会をよくするためにあると教えていただいた。
L橋爪は獣医として動物=生命にかかわる話をしていただいたと思うが、私が訪ねたときは野生動物関係についてのお話で動物園、水族館動物の診療、希少動物の人工繁殖、動物の保護の文字がパワーポイントで映し出されていた。身近な話として、亀の死亡原因の1位は人が捨てたビニールであることや、血圧のいちばん高い動物はキリンということ、動物の実際の生態を見られる旭山動物園の話をされ、ペットの動物が野生化して害獣となるのは人間のエゴからくるものだと話された。
L小倉は「ケーブルテレビと私の仕事」と題してケーブルテレビ業界から始め、ZTVとそのサービスにつて、番組の制作、制作機材、私の仕事内容、仕事を選んだ理由、仕事をするうえで大切にしていること、仕事の面白さ、他の仕事にはない特徴、社会に出るときに注意すること、と多岐にわたってモニターを使い、営業で鍛えた話術でよどみなく話された。制作機材では実物のドローンも登場した。また当日ZTVの取材はL小倉のおかげだ。
L山本は少し離れた4階の視聴覚室で行われた。専門の保険の話を中心に経済にも及んでお話いただいた。パワーポイントを駆使し、生徒に質問やクイズ形式で話しを進め、飽きさせないよう努力されていた。儲けることは後ろめたいことではなく、税金を払うことで社会に貢献していること、そして働くということ自体が社会に貢献していることになると
力説された。(吉輪 記)
(左)L小倉 (右)L安藤
(左)L山尾 (右)L山本
(左)日赤 (右)L山本
(左)L藤川ウルウル‥ (右)L宮木三郎にゴールド賞
(左)L橋爪 (右)L山尾
L山尾 (右)L山本
(左)山本会長 (右)L星山とL松田