2019年3月号






  小雨がぱらつく中、一志町ふれあい会館に集合。下期メインアクティビティ「植樹」が行われました。また朝早くから三役、執行部や駐車場係の方が集合し準備。予定の9時になると福島会長から挨拶があり、小雨の中の決行ではあるが、桜やもみじ、どんぐりやクヌギの木を約150本植えることや山や川を守るために植樹がいかに必要かということを説明していただきました。続いてまちづくり協議会の山本会長からは、今回の植樹が3回目となり、「病気にならない川」「木を売ることから保全活動が中心の山の管理」等山の在り方の移り変わりもふまえて説明がありました。また、新雲出川物語や津ライオンズクラブの協力に感謝するとの言葉もいただきました。
 山尾実行委員長からは上期に引き続き下期も波瀬地域にお世話になることへの感謝の言葉と共に、今回の植樹も結果が出る為には長い年月がかかるかもしれないが未来に向けての活動として位置付けたいとの力強い思いの説明がされました。
 前葉津市長、青木、杉本県議、渡辺津市議、川口元津市議も開会に出席。
 植樹の現場までは、狭い山道を車で20分ほど登り、そこからライオンズメンバーは3か所に分かれ植樹。山に入って、もといた平地より高い場所に移動したことと、小雨の影響でとても肌寒く感じ、かじかむ手でスコップを使い大きく穴を掘ることはとても大変に思え、また傾斜のある場所への苗木の植え込みや獣対策のゲージの設置等のやり方がわからなく、なんとか試行錯誤しながら各々工夫して植樹をしていました。最後参加したライオン全員で記念撮影を行い、天気の影響もあり予定時間を過ぎましたが、ケガをする方も無く無事下期メインアクティビティを終了することができました。
 その後会場を一志町波瀬ふれあい会館に移し、3月の第1例会を開催。福島会長や山尾実行委員長から下期メインアクティビティが無事終了したことのお礼とメンバー45名へ感謝が述べられ、その後審議・報告。審議として@次期役員指名委員会報告として村山指名委員長から次期役員候補者名簿の説明があり、対抗候補者もなく決定。堀川幹事からは@第65回地区年次大会の件、記念ゴルフ大会の件が報告され、沢山の参加を希望するとの説明もされました。また阿部出席大会委員から出席率56・4%との報告があり、天気が悪く休日にも関わらずこの出席率は大変良かったのではとの説明がなされ、その後魚銀食堂への昼食・懇親タイムを経て本例会は終了となりました。今回のメインアクティビティを通して私自身地域の方々とのふれあいの重要性や環境保護に対する考え方を再認識させられる良い機会となりました。(L小倉・記)
■参加者(津ライオンズクラブ・まちづくり協議会 総勢約230名)
    
(左)作業の手順の説明を受ける     (右)L前葉市長も出席して開会

 
会長、幹事と実行委員長の朝の挨拶




作業を終えて、全員で証拠写真




    
(左)びしょ濡れの美女二人     (右)会長と実行委員長

   
(左)90才の働きぶりを見学   (右)イノシシよけに鹿よけの網を

    
(左)掘って掘って     (右)一見手慣れた感じも
   
(左)専門家とちゃうの?   (右)深い初春の山です

    
人数が多いとはかどります

   
似合わないなあ〜  

    
30年先が楽しみです


    
(左)矢頭山って?     (右)作業の後は指名例会






「第11回職業人講話」
2019年2月6日・津西橋内中学校


 

子供たちの未来のために

平成31年2月6日(水)、冷たい小雨が降る中、津市立西橋内中学校1年生に向けて、恒例の職業人講話が開催された。講師を務めていただいたのは、福島鉄男会長、L山尾陽彦、L安藤孔一、L橋爪俊裕、L小倉顕、L山本信基の6名とL池田慎弥、L堀川隆市もサポートに駆けつけてくれた。校長室で校長先生や担当教諭と話をしていたところ、福島会長が軽トラックに大きなタンクを載せ到着。なんとタンクの中には生きたアマゴが十数尾元気に泳いでいた。奥様も手伝っていただきL池田が手際よく、網でアマゴを別の寸胴鍋に移し替え、それをL堀川と3階の教室まで運ぶという大作業からスタートした。
6人の講師はそれぞれの教室に分かれ、ご自分の職業について子供たちに熱く語られた。駆け足で教室を回ったので、大事な部分が欠落していることをご容赦いただき授業内容を紹介する。
福島会長は写真入りの資料でアマゴの生態や養殖について情熱的に話されており、学生の時にこんな理科や生物の先生がいたなと懐かしく拝聴した。後半に部屋を覗いた時には、水や川の大切さやきれいな川にするための森林の重要性を説明され、津ライオンズクラブの植樹祭参加の呼びかけもされた。子供たちはアマゴの塩焼きを美味しそうに頬張っていた。
L山尾は冒頭、初対面の人と会う時の社会人としての礼儀である名刺を生徒全員に配り、会社の屋号の成り立ちを含め、自己紹介された。前半モニター画面の調子が悪く、お話を聞かず他の教室に移動したが、後半訪れたときは20歳でテント業界に入り34歳で独立したが、当初は勤めていた会社からのいじめを相当受けた。「なにくそ」の精神で乗り切ってきたが、今となっては成長する糧になり、感謝していると話され、社会に出ても諦めない気持ちを持ってほしいと子供たちに語られた。
L安藤は税理士の業務について黒板を使い、教師のように説明をされた。子供たちには会計の話を八百屋さんや魚屋さんの例を出して、売上、仕入、経費、利益をわかりやすく説明された。利益には税金がかかる。税理士は税金を正しく計算する仕事であるが、そのために利益を正しく計算しなければならないことを伝え、税金の役割は社会をよくするためにあると教えていただいた。
L橋爪は獣医として動物=生命にかかわる話をしていただいたと思うが、私が訪ねたときは野生動物関係についてのお話で動物園、水族館動物の診療、希少動物の人工繁殖、動物の保護の文字がパワーポイントで映し出されていた。身近な話として、亀の死亡原因の1位は人が捨てたビニールであることや、血圧のいちばん高い動物はキリンということ、動物の実際の生態を見られる旭山動物園の話をされ、ペットの動物が野生化して害獣となるのは人間のエゴからくるものだと話された。

L小倉は「ケーブルテレビと私の仕事」と題してケーブルテレビ業界から始め、ZTVとそのサービスにつて、番組の制作、制作機材、私の仕事内容、仕事を選んだ理由、仕事をするうえで大切にしていること、仕事の面白さ、他の仕事にはない特徴、社会に出るときに注意すること、と多岐にわたってモニターを使い、営業で鍛えた話術でよどみなく話された。制作機材では実物のドローンも登場した。また当日ZTVの取材はL小倉のおかげだ。
L山本は少し離れた4階の視聴覚室で行われた。専門の保険の話を中心に経済にも及んでお話いただいた。パワーポイントを駆使し、生徒に質問やクイズ形式で話しを進め、飽きさせないよう努力されていた。儲けることは後ろめたいことではなく、税金を払うことで社会に貢献していること、そして働くということ自体が社会に貢献していることになると
力説された。(吉輪 記)


    
 (右)L福島会長    (右)L橋爪

   
 (左)L小倉 (右)L安藤

   
 (左)L山尾 (右)L山本

 

 


合同献血を前に日赤さんのお話

1410回(1月第2)例会

1月25日:津都ホテル



  一月第二例会は三重県赤十字血液センター所長・岡田雅彦様、どう献血推進係長・川北浩也様を迎えて開催。 新入会員入会式には(株)ダイギ代表取締役・山田信之氏。氏は先に逝去されたL山田耕清のご子息。
 審議は上期決算案、監査報告、下期予算案、新年例会収支決算のいずれもが承認。
 四クラブ合同街頭献血、若手リーダーシップ研修会、津西LC創立25周年チャリティーコンペ伊賀上野LC創立55周年チャリティーコンペ等。
 昼食、懇親タイムの後、岡田所長により、「献血事業の現状について」と題して、献血の歩み、三重県での献血者の推移、年代別、表彰、献血の基準とうについて詳しくお話をいただいた。
 幹事報告は、津観音節分豆まき、夏季YCE派遣オリエンテーション、GMT・GSTセミナーなど。



   
 (左)日赤 (右)L山本



職業人講話でのお話を再現

1411回(2月第1)例会

2月8日:津都ホテル


  寒い日が続く中、2月第1例会が開催。
 三重県の気候は、冬暖かく、日照時間も長く恵まれた気候です。との福島会長のお言葉からはじまりました。2月6日の職業人講話のお礼もされました。
100周年記念会員増強賞(ゴールド)にL宮木三郎が受賞。おめでとうございます。
 誕生日お祝いと、L藤川のお嬢様がご結婚お祝いもありました。L藤川の寂しそうな様子が印象的でした。
 指名委員委嘱の件と下期メインアクティビティー組織図案・予算案の件を審議しました。
 今回は職業人講話の報告会がありました。
 福島会長はその際、遅れてこられましたが、岩魚、あまご10匹を持参され、水槽に入れて3階の教室まで運んでもらったそうです。今までにない体験で子供たちは大喜び。ただ教室は魚臭くなったみたいです。
 パンダの血圧は110。動物で一番血圧が高いのはキリンだそうです。獣医は医者ではなく、環境を守る仕事。もっと動物と触れあってほしいと、お話ししたのはL橋爪。先生も動物に触れあう機会がないとのことです。アニマルセラピーのお話しもありした。脳内分泌も良くなり、心が安定するそうです。
 テントのイメージはキャンプのテント。実際は、サオリーナのドームもテントです。工場の中での、生産ラインを仕切る、間仕切りカーテンもテントで、60%も占めていて、一番多いそうです。手を抜かず、ウソをつかず、子どもを育てるようにテントをつくっているのはL山尾。過去の辛い体験を語り、なにくそ精神で頑張ってほしいと、子供たちにエールを送りました。
 一番女生徒が多かったのはL小倉の講話。番組制作は、なんかかっこいい仕事ですが、休み関係なく7キロ(赤ちゃん2人分)の機材を持ちながらの取材は大変です。体力勝負ですが、女性も多いそうです。地元で仕事がしたくて、入社したお話しや、今なりたい仕事がなくても心配しなくても大丈夫と励ましたそうです。コミュニケーションの大事さを伝えました。
 四クラブ合同街頭献血をL宮木康光が皆さまに呼びかけされました。
 多感な次期の中学生に仕事に対する思いを、伝えるのは大事なことだと思いました。春の訪れを待ちながら、体調管理に気をつけて頑張っていきたいです!  (L中畑奈津子・記)



   
 (左)L藤川ウルウル‥ (右)L宮木三郎にゴールド賞

   
 (左)L橋爪 (右)L山尾


 L山尾 (右)L山本




植樹の意義を学ぶ

1412回(2月第2)例会

2月22日:津都ホテル



  冒頭の福島会長の挨拶では亥年の地震災害の話、下期メインアクティビティの「植樹」への参加依頼で締められた。
 アワード贈呈はL星山に100周年記念会員増強賞(ダイヤモンド)が、L松田に100周年記念会員増強賞(ゴールド)が贈られた。
 審議では堀川幹事から@新入会員研修会の件A60周年を考える会の件の2件が上程され、拍手で了承された。
 報告は伊串YCE国際委員長から@夏季YCE派遣候補生オリエンテーションについての報告があり、L片岡のお嬢さんが米国ウィスコンシン州に派遣されると紹介された。
 左肩脱臼が快復しつつあるL宮木四献・保健奉仕・LCIF委員長からA4クラブ合同街頭献血報告があり、リージョンプラザへは4クラブ合計の約半分の104名の津ライオンズクラブ関係者が献血に来ていただいた。血液センターへも75名が献血していただいた。会員数の2・5倍の人数で多くの人に声をかけていただいたと感謝の言葉があった。
 堀川幹事からはB第3回地区ガバナー諮問委員会報告として未来のトップアスリートへの支援等が報告された。
 杉田第一副会長からはCGMT・GLTセミナー報告があり、津ライオンズクラブは334・B地区では最大の会員数のクラブであり、会員増強のミッションもハードルは高いと感想を述べられた。
 山尾実行委員長からD下期メインアクティビティ「植樹」の件で、当日の注意事項が詳細に報告された。
 加藤環境保全委員長から本日のお客様、波瀬まちづくり協議会会長の山本豊実様の紹介があり、山本様から「波瀬まちづくり協議会 植樹活動と環境について」と題して卓話を頂いた。
 卓話の内容は、まずは上期のメインアクティビティのお手伝いに対し津ライオンズクラブから感謝状をいただいたことに対してのお礼があった。
 波瀬地区は津市南東部の中山間地域で南北に4q。700世帯、4、400人弱の高齢化率の非常に高い、農林業が中心の地区である。地区の中央には雲出川の上流である波瀬川が流れでいるが、人口減少や河川、山林の荒廃が大きな課題である。
昭和30年代は材木需要が盛んで、森林を伐採し、将来のために植樹をしてきたが、需要の落ち込みや就労者不足などで山林は痛んできた。また川も水路がコンクリート化され流水速度が速まり、土砂が河口に大量に流れ出し、保水力もなくなってきた。このような山林や河川は人間で言えば病気の状態である。山に広葉樹を植えることで、時間はかかるが元通りの元気な山や川に戻すための努力を続けている。山や川が元気になれば、そこに住む我々も元気になる。
 この植樹活動に津ライオンズクラブの多大な協力をいただけることにあらためて感謝の言葉で締めくくられた。
 ドネーションの発表では堀川幹事よりご子息のご逝去ならびに告別式のお話があり、10万円の特別ドネーションがあった。心からお悼み申し上げます。        (L吉輪・記)



   
 (左)山本会長 (右)L星山とL松田